夫亡き後、自宅を守るためにリースバック
こんにちは。リースバック専門相談員の小野です。
4月に入ってから、新入社員だろうな~と思う人をたくさん見かけます。
ピシッとした真新しいスーツに、ピシッと整えた身だしなみ、
でも帰りの電車ではくたくたになって爆睡していたり、、。
なんだか自分の新卒の頃を思い出します。その姿を見て、自分を見つめ直すとともに、
心の中で頑張れ~!と密かにエールを送る毎日です。
さて、今回はリースバックでご相談に来られた松木さん(仮名)のお話です。
松木さんは、1年前にご主人を亡くされていました。
現在はお子さん3人と残されたご自宅で生活していました。
ご主人が住宅ローンを組まれた際、団体信用生命保険に加入していたため、
亡くなられた時に住宅ローンは0となったそうです。
しかし、突然一家の大黒柱がいなくなってしまったことで、
家計は大きな打撃を受けました。死亡保険金も受け取りましたが、
1番上は大学3年生、2番目は大学入学、一番下も高校入学とまだまだお金がかかる年頃です。
それまでパートをしていた奥様はすぐに正社員の仕事を見つけ、
家計を担うために働きました。お子さんたちもアルバイトを増やすなど、
奥様を助けるように頑張りました。
しかし、大学入学と高校入学が重なること。
大学が私立大学で結構な額の入学金が必要になること、
大きな出費が同時期に重なることで、家計に大きな打撃を与えることが予想されました。
生活を切り詰めても、その幅はなかなか埋まりません。
このままではどうやっても資金が確保できそうにない、、、
しかし、せっかく受験を終えて希望校に合格した二人のお子さんの未来を
狭めることは絶対にしたくない、、
生活費以外に切り詰められるところはないだろうか、、
何かいい方法はないか、毎日毎日考えたそうです。しかし、解決法は見つかりません。
どんどん苦しくなっていく生活に、無くなっていく貯金。
もう、“自宅を売却する”という手段しか思い浮かばなかったそうです。
しかし、松木さんご家族にとっては、亡くなったご主人が残してくれた、
形見のような“大切な家”です。
だから、どうしても、「自宅を手放す」という決断ができなかったそうです。
それでも、どんどん自分で背負い込んでいく松木さんの姿を見て、
お子さん達からも、“もう売却してもいいんじゃないかな”そんな言葉が出るようになりました。
松木さんも、ほぼほぼ諦めて売却に向けて話を進めよう、そう思っていたそうです。
そんなとき、新聞記事で“リースバック”という方法があることを知り、
当社へご連絡くださったそうです。
すぐに①売却代金、②家賃の額、③その他の条件を松木さんと擦り合わせをし、
協力して下さる業者さんを探しました。
幸い、すぐに3組の投資家さんが手を挙げてくださいました。
その中から、松木さんのご希望に一番近い条件で購入して下さる投資家さんと
じっくり話を進め、無事にリースバックを行うことができました。
将来、買戻しができる可能性も残し、ご主人が残してくれた
自宅に済み続けることができるようになり、手元にはまとまった額の資金も残りました。
これからの生活の目途が立ったことで、
“やっと一息つくことができます”という言葉も頂きました。
その言葉と、安心した松木さんご家族の表情を見て、
リースバックという手法をとることができて本当に良かった、と私も思いました。
当社へのご相談はすべて無料です。少しお話を聞きたい、
という形でのお電話もたくさん頂いています。
方法は必ずしもひとつではありません。
ご相談頂くことで、新しい形での解決法を提案できる可能性があります。
まずは相談してみる!それが解決への第一歩になります。