収入の少ない高齢者が増え、リースバックが選択されています。

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こんにちは、リースバック専門相談員の谷口です。

 

 

現在、高齢者の就業率は年々増えており、60歳を境に大幅に上昇しています。

高齢者の多くが、住宅ローンを払い終わった自宅で年金生活、

もしくはアルバイト・パートなどで生計を立てています。

 

 

その中でも、住宅ローンはないが貯えもなく、

年金では生活ができないので働かないといけないという人が多数を占めています。

 

 

さらに、若い頃のようにバリバリ働くこともできないので

非正規雇用で働く方が多いです。

 

 

そして、収入が少ない中での生活。今後のケガや病気などの不安。

そんな悩みを抱えているかたからの相談も増えています。

 

 

今回、お話しさせていただくリースバックは、

競売になってしまった息子へお金を用意したいと相談に来た

吉田(仮名・女性・60代)さんについてです。

 

 

吉田さんは息子さんとお二人でご相談に来られました。

吉田さんの息子さんは、すでに自宅が競売で落札されていました。

 

 

「息子家族をなんとかして助けてあげたい」

 

 

しかし、吉田さんは年金暮らしで貯えもなく、次の転居先費用や生活費など

何かをしたくてもできない状況でした。

 

 

吉田さんの自宅は銀行からの借入もなく、

亡くなったご主人さんが残してくれた大切な不動産でした。

吉田さんもこの家と環境を手放したくはないという思いはありました。

 

 

そこで私は自宅をリースバックすることで、

環境も変えずに息子さん家族への資金を捻出する方法を

お話しさせていただきました。

 

 

吉田さんも「最後にはこの家を息子に残してあげようと思っていたので」

リースバックをすることへの迷いはありませんでした。

 

 

私には、吉田さんの子を想う親心が伝わり、力になりたいと強く思いました。

 

その後、リースバックの詳細について決めていきました。

家賃は息子さんが負担し、将来的に息子さんがこのお家を買い戻したいと

とお話しくださいました。

 

 

結果、リースバックが成立しました。

 

 

後日吉田さんからお電話を頂き、

息子さんは買戻しという目標ができ、

仕事もまた精力的に頑張っていらっしゃるとのことでした。

最善の選択をされたのだなと私も嬉しく感じました。

 

 

吉田さんの場合、息子さんの為に必要な資金を捻出したい、

というケースでしたが、

他にも高齢で病気やケガで将来の不安を抱えているという方からの

ご相談が増えています。

 

 

今を生きるためにリースバックを選択することが

今後は増えていくと思います。

 

おわり

 

老後資金のためのリースバック活用事例

 

 

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