目的は教育資金!買戻しを見据えたリースバック!
こんにちは。リースバック専門相談員の小野です。
本日は、リースバックのご相談にこられた山下さん(仮名)のお話です。
山下さんが当社へご相談に来られた当時、住宅ローンや税金の滞納はゼロという状況でした。
お話を聞いたところ、二人のお子さんにかける教育資金が予想以上にかかってしまっており、
住宅ローンの滞納も今後ありえる状況になってしまっている、ということでした。
お子さんの夢をできる限り叶えてやりたい、
進みたい道に進めるようにできる限りの支援をしたい、、
親であれば誰しもが当然願うことだと思います。
しかし、私立高校・私立大学への入学が重なったこと、
加えて在学中に留学を経験したい、、など、
当初の予定していた準備資金をはるかに超える教育資金がかかる現実となってしまいました。
それでもギリギリまでお子さんの夢に対して「諦めてほしい」とは言えず、
ご主人は本職が終わった後は週3でアルバイトをし、奥様も契約社員として働くなどし、
なんとかここまでやってきたそうです。
しかし、ご夫婦二人の疲労も限界にきていて、先の見通しが見えなくなっていることを直視し、
なんとかしなければならない!と思い、今回ご相談に来られたそうです。
山下さんはご自宅購入当初、頭金をかなり入れていたため、
通常売却の相場よりも残債額が少なく、一般売却が可能な状態でした。
初めは“とにかく手元に資金を残す”ことを前提としていたそうですが、
①大きな資金が必要になるのはここ1~2年間だけであること
②売却し、次の住居を探して引っ越すことが家族にとって大きな負担に感じていること
③今の住居が利便性も良く、愛着がありできれば住み続けたいこと
というように段々考えが変わってきたそうです。
そこで、一般売却よりも売却額は下がってしまうけれど、住み続けることができ、
買戻しの可能性も残すことのできる“リースバック”を検討したいと考えたそうです。
山下さんとは3回の面談を行い、一般売却とリースバックの違い、
リースバックのメリット・デメリットをしっかりと説明し、
理解して頂いた上で、“リースバックをしたい”というご希望を受け、
リースバックでの解決を行いました。
利便性の良い立地のご自宅だったこともあり、
協力してくださる投資家もすぐに見つかり、無事にリースバックを行うことができました。
手元には資金も残り、今後の教育資金も賄える程でしたが、
手元に資金があったら余裕が出てしまう、ということで、初めの2年間の家賃はまとめて
先払いするという方法をとられました。
その代わり、2年間の収入はできるだけ貯金にあてるよう頑張るそうです。
すごく堅実な考え方ですよね。山下さんご家族なら、この先もきっと大丈夫だろうな、と思います。
山下さんのように、リース“バック”=買戻しをしたい、住み続けたい、
という方にとっては、一般売却を行うよりも、リースバックは有効な手段だと思います。
何を一番重要視するのか?
それによって解決法は変わってきます。
お話を聞いて、初めの希望と結論が変わってくる相談者さんは沢山いらっしゃいます。
“本当の最善策”を一緒に考えていくためにも、是非一度ご相談ください。
おわり