家族による買戻しのために、リースバックを活用しませんか?

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こんにちは。リースバック専門相談員の小野です。

朝晩、本格的に寒いな~と感じるようになってきましたね。わが家では、ついにこたつを出しました。こたつでみかん、こたつでアイス、、癒しの空間に、こたつで訪れるやさし~い睡魔と闘う毎日です。

 

さて、本日は先週ご相談に来られた今川さん(仮名)のお話です。

 

 

今川さんは、奥様と社会人1年目の息子さんの3人家族でした。

 

 

今川さんは新卒で今の会社に入社し、現在までずっと一生懸命会社のために汗水垂らして働いてきました。役職も順調に上がっており、周りからも信頼の厚い存在だったそうです。

 

 

しかし、昨年、続いていた業績不振のために、全社的に給料の減額が決定してしまいました。今川さんも当然例外ではなく、実際、今まで支給されていた給料の3分の2ほどの収入に陥ってしまいました。

 

 

現在まで、一度も住宅ローンの遅延や滞納をしたことがなかった今川さん。収入は減少してしまいましたが、今まで繰り上げ返済などを行っていたため、住宅ローンの残債もあと数年でゴールが見えている状態でした。

 

 

あと少しだから!

 

 

そう思ってなんとか家計を切り詰めて、住宅ローンの返済に充て、滞納に陥らないように必死で返済を行ってきた今川さんですが、給料の減額に加えて、ボーナスの減額も相まって、ついに住宅ローンの返済が遅れるようになってしまいました。

 

 

どんどん減っていく貯金、、何度もくる銀行からの催促の電話や手紙、、先の見えない不安、、そんな中で、インターネットで住宅ローンの滞納や競売回避などを調べていた際、当社のホームページに辿りつき、ご連絡をくださったとのことです。

 

 

今川さんは当初、競売を避けられればいいと考えられていたそうですが、任意売却のこと、そして“リースバック”という手法があることを知り、最終的にリースバックをご希望されました。

 

 

というのも、3人家族全員が“このまま住み続けたい”という希望があること、そして今年社会人1年目の息子さんが、“買戻し”を強く希望されたからです。

 

 

現在は社会人1年目のため、息子さんは住宅ローンを組むことがおそらく難しい状況です。そこで、リースバックで一旦投資家さんもしくは法人に買い取ってもらい、あと2、3年後、住宅ローンが充分組めるようになった時点で、買戻しを行いたいと考えたそうです。

 

 

一時は息子さんが買戻しを行う、という点に懸念を抱いていた今川さんご夫妻でしたが、

 

 

①滞納に陥るまでは繰り上げ返済などを行っていたお蔭で、残債が残り少ないこと

 

②買戻し金額がだいたい予想できること、(リースバックを行う時点で買戻しの金額を確定するケース、だいたいの金額をお伝えするケースがあります)

 

③月々の返済が楽になるため、余力は貯金に回せる、そして今川さんご主人が定年まで行けば退職金で息子さんが組む住宅ローンもほぼ返済できる可能性がある

 

以上の利点から、リースバックを行うことになりました。

 

 

 

幸い、協力してくださる投資家さんもすぐに見つかり、1ヶ月半程度でリースバックを行うことができました。

 

 

息子さんはもちろん、今川さんご主人も、息子さんではなく自分で買戻しできるように!と今まで以上に一生懸命仕事に励んでいるそうです。

 

今回はリースバックを挟んで時間を確保することで、息子さんでの買戻しを可能にするケースのお話でしたが、任意売却でも親子間での売買を希望される方が数多くいらっしゃいます。

 

 

しかし、親子間での売買や兄弟姉妹間の売買に対して融資をする金融機関はごく僅かです。それは、悪用しようとすれば、融資したお金が別のことに使われる可能性があり、また、不当に安く(高く)売買されてしまう可能性を懸念するためです。

 

 

そのまま家族間での売買が成功すれば、一番良い解決法となりますが、競売が迫っていたり、時間がない中で家族間売買の調整が間に合わない場合もあります

 

 

そんなときに、一旦投資家さんや法人に買い取って頂き、ゆっくり家族で買戻しを検討する時間を確保するために、リースバックを活用することも一つの方法として検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

おわり

 

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