介護がきっかけで、住宅ローンを滞納した場合の解決方法
こんにちは。リースバック専門相談員の谷口です。過去最強クラスの寒波が襲っています。雪の影響が各地に出ていますので、皆さん気をつけてくださいね。
今回ご紹介するのはリースバックで住み続ける事のできた川口さん(仮名)についてです。
川口さん夫婦は、23年前、結婚を機に夢のマイホームを購入し、
子供2人に恵まれ、幸せな生活を送っていました。
子供たちも成人して、奥さんと二人で第二の人生を送ろうとしていた矢先、
予想だにしていないことが起こりました。
それは、長年連れ添った奥さんの認知症の発覚でした。
最初は物忘れ程度かと思っていた為、病院での診断が遅れてしまったそうです。
それからは奥さんの介護をしながら生活を続ける毎日…
誰にも頼らず「妻の面倒は俺が見る」と決めていたので
ついには川口さん自身も病に倒れてしまったのです。
住宅ローンの返済もあと3年。
働きたくても働けず、住宅ローンの支払いが滞りました。
そして、自宅の競売手続きがスタートしました。
自身も障害が残り、妻が認知症になり、自宅は競売。
その時、すべてを諦める決意をしたそうです。
そんな時に川口さんから相談をいただきました。
これがダメなら諦めようと最後に当社へ相談されたそうです。
川口さんの希望は最初から最後まで
「妻を変わらない環境で生活させてあげたい」という強い思いだけでした。
川口さんと私は、
競売の手続きが開始されているため期間が限られている中、
2人で力を合わせて自宅を残す為に奮闘しました。
「奥さんの為に自宅を残しましょう」この言葉から始まり約2ケ月、
リースバックにて自宅を残すことができました。
このことをきっかけに自立したお子さん2人の協力も得ることができ、
その後も川口さんの知人の紹介で仕事も見つかり、
奥さんと変わらず生活をすることができたそうです。
今後、川口さんのように、介護がきっかけで、
住宅の問題が発生するケースは増加すると思います。
これまで頑張ってきた結果が「競売」なのは非常に残念です。
リースバックは一度、当社や投資家に売却する形をとりますが、
現金を手にすることができ、買戻しの道もあります。
また、環境を変えずに生活することができます。
病気や介護を抱えながらお金の問題を抱えている方にも、
ぜひ活用していただきたいです。
おわり