終活中に選択する「リースバック」

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こんにちは。リースバック専門相談員の小野です。

 

先日、実家から荷物が届きました。たくさんのお菓子とみかん。(実家が愛媛です) 旬のみかんといつものお菓子のラインナップに癒されて、ほっこりし、明日からも頑張ろうと元気が出ました。離れていても、家族って本当に大きな存在です。

 

 

さて、本日は、お母様のご相談でこられた後藤さん(仮名)のお話です。

 

 

後藤さんは既に独立しており、2人のお子さんと奥様と大阪で生活されていました。後藤さんには、今年70歳になるお母様がおり、実家は四国にありました。

 

 

お父様は既に他界されており、一人っ子だった後藤さんは、お母様の今後をとても心配されていたそうです。

 

 

後藤さんは、まだお母様が元気なうちに実家を売却して、大阪に呼び寄せたいと考え、何度か話合いをしたそうです。

 

お母様はその気持ちに対してとても喜んでくださったそうですが、この年になって今更生活環境を変えるのが怖いということ、できればずっと今の自宅で暮らしたい、という気持ちが強く、なかなか賛同を得ることはできなかったそうです。

 

 

お母様の気持ちが固かったこともあり、その気持ちを汲んで、一旦引っ越しの話は白紙になりました。しかし、その後お母様の方からこんな電話があったそうです。

 

 

「リースバックって知ってる?」

 

 

引っ越しの件は断ったお母様ですが、自分のこの先のことを考える機会も多くなりました。少しずつ財産や身の回りのことを整理する“終活”を行っていたお母様。一番気がかりだったのが自宅でした。

 

 

自分が亡くなった時に、遠く離れた関西で生活している息子さんが処分に困るのではないか?

 

 

すぐに現金化できるのだろうか?

 

 

しかし、、今売却して大阪に引っ越す気持ちにはなれないし、、かと言って、売却して近くの賃貸に住めるのかも分からない、、何よりここでの生活をこのまま続けたい、、。

 

 

そんな気持ちで揺れていた中、仲良しのご近所さんが最近リースバックを利用して売却をしたという話を聞き、息子さんに相談するに至ったそうです。

 

 

結果、お母様は無事リースバックを行うことができ、現在も思い入れの詰まった自宅に住み続けられています。初めは大阪に呼び寄せたい気持ちが強かった後藤さんですが、お母様が今後の悩みから解消され、ご実家で穏やかに暮らされている様子を見て、「この選択肢を選んで、良かったです」とおっしゃってくださいました。

 

 

今回のご自宅の件で、お母様と今後の話も密にすることができ、改めて絆を深める良い機会になったそうです。

 

 

また、リースバックには“いつまで住まないといけない”というような制約はありません。なので、またお母様の気持ちが変わった際には、大阪への引っ越しも提案できます。

 

 

そんな点もリースバックを決断する要素になったそうです。

 

 

今回は、お互いを大切に思う二人が、互いに納得のできる良い方法としてリースバックを選択しました。

 

 

“家”とは、これまで過ごしてきた思い入れが詰まっている財産であると同時に、資金価値としての財産でもあります。思い出の詰まった場所を手放すことなく、資金化できる、という点でリースバックはこれから終活の中でも、新たな選択肢の一つになってくるのではないでしょうか。

 

 

相続問題対策のためのリースバック

 

 

おわり

 

 

 

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