借金返済のための活用事例
毎月の住宅ローンの返済、固定資産税等の税金の納付、カードローンの返済、銀行から借りた事業資金の返済・・・これら毎月の返済にお悩みを抱えている方はたくさんいます。
これらの返済を滞納してしまった場合、督促の電話や手紙は、大きなストレスとなり、場合によっては夫婦関係や家族関係を悪化させる要因となります。
リースバックを上手く活用すれば、これらの借金を一度きれいに返済して、かつ、今まで通り住み続けることや、事業を続けることが可能です。
事例① 住宅ローンの返済が苦しいので何とかしたい
- ■ご相談者
- 東京都墨田区
佐藤圭吾さん(56歳)
個人事業
ご相談内容
一人親方として建設業をしています。とくに職人さんを雇ってはいません。
困ったことに、すでに住宅ローンの返済が2カ月遅れています。銀行にはまとめて返済すると言っていますが、資金繰りの目途は立っていません。妻や子どもにはとても言えず、このままどうなるか不安な毎日を過ごしています。仕事が増えれば返済できるのですが、仕事量が安定しておらず、どのみち返済は苦しくなります。
子どものためにも、なんとか今のまま住むことはできないでしょうか?
リースバックでの解決
■担当/浜崎
一人親方の方からのご相談は非常に多いです。
何しろ、取引会社の発注に左右されますから、将来に不安を抱える方はたくさんいらっしゃいます。佐藤さんの場合、ご家族に言い出せないという状況ですので、不安感やストレスは相当なものだったようです。
今回は、私が佐藤さんと奥様の間に入り、佐藤さんに代わって現状のご説明と解決方法としてのリースバックについてしっかりとお話しました。奥様も経済的に苦しいことは薄々感じていたようで、「子どものためなら」ということでリースバックすることを選択されました。
佐藤さんとしては、いろいろな借金が無くなった安心感はもとより、何よりも、一人で抱え込んでいたストレスから解放されたことが一番良かったとのことです。
リースバックは、いつか自宅を買戻すこともできます。また、仕事が軌道に乗って、お子様と協力すれば買戻しも現実的になります。実際、佐藤さんも今はそれを目指してお仕事を頑張っておられます。
事例② 固定資産税とマンションの管理費が負担で厳しい
- ■ご相談者
- 大阪府枚方市
和泉一雄さん(71歳)
無職
ご相談内容
市役所から公売の通知が届きました。数年前から固定資産税を払えておらず、滞納額は150万円にもなっていたのです。
先日、市役所の窓口に相談に行ったのですが、「全額納付してください」の一点張りで相談の余地がないようでした。マンションの管理費や修繕積立金の支払いもあるので、年金だけの収入だとどうしようもありません。
このままだと、強制的にマンションを売却されてしまいます。
私が71歳で、妻が70歳です。この年齢で今さら家を追い出されるのは避けたいのですが、なんとかならないでしょうか?
リースバックでの解決
■担当/浜崎
和泉さんのように、年金で生活されている方にとって、固定資産税・マンションの管理費・修繕積立金の支払いは、思いのほか負担になっています。住宅ローンはいつか支払い終える時が来ますが、前出の支払いは、所有している限り終わることはありません。
固定資産税等の税金は滞納すると、延滞税が加算され雪だるま式に滞納額が増えていきます。とくに、滞納額が100万円を超えてしまうと、清算することが困難になる方が多いようです。また、年齢的に「今さら家を追い出されるのは避けたい」というのは本心でしょう。
幸いなことに、和泉さんのケースでは、すでに住宅ローンの返済を終えているので、リースバックをした結果、税金150万円をすべて納付したうえ今後の生活資金を十分に残すことができました。
リースバックが完了した際には、奥様も安心した様子でお二人ともホッとされていました。
事例③ リースバックで事業資金を返済したい
- ■ご相談者
- 東京都調布市
河田守さん(46歳)
自営業
ご相談内容
10年前に会社から独立して、太陽光パネルの販売営業を1人でやっています。18年前に購入した自宅マンションを事務所として使用しています。
独立した当時は良かったのですが、ここ2~3年の売り上げは、売れる月とまったく売れない月があり、安定しません。そのため、複数から借入していた500万円の返済が苦しい状況になってきました。
また、子どもが2人いるのですが、進学費用などいよいよ出費がかさんできました。
思い切って独立したものの、これからの事業のこと、家族のことを考えると、この先の不安がつきまとうようになり、寝付けない夜が続くこともあります。
自宅マンションを事務所として使っているので、リースバックで借金を返済しつつ、このマンションを使い続けることはできないでしょうか?
リースバックでの解決
■担当/浜崎
太陽光パネルは郊外の土地を利用するケースが多く、河田さんは東京の自宅から郊外へ頻繁に車で移動するそうです。そのため、その移動費用もかさんで苦しいとのことでした。
また、ご自宅のマンションを登記していてることもあり、なんとしても出て行くことは避けたいという思いがありました。
そこで私は次のご提案をしました。
【ご提案内容】
・売却金額:1,800万円
・家 賃:12万円
・受取金額:約500万円
※住宅ローンが残り1,200万円ほどあり、売却金額から完済。
これで、借金の返済の目途が立ち、なおかつ、当面の資金としても活用できます。
河田さんもこの内容でリースバックを決心されました。
リースバックの手続きが終わった後、河田さんから「今は一人でやっているから、相談できる人がいなくて・・・でもこうやって相談できたことが嬉しかったです。」と言っていただきました。
自営業の方の現実を目の当たりにしましたが、私たちしかできないことができて本当に良かったです。