リースバックをしている人9つのパターン
どんな人がリースバックの相談に来て実際に活用しているのでしょうか?ここでは実際にリースバックをしている方々を9つのパターンに分けて紹介します。
①自営業の人 ~事業資金・運転資金のため~
毎日の資金繰りに頭を悩ませている事業主の方が本当に大勢いらっしゃいます。それだけ事業資金・運転資金は、ご自分で事業されている方にとって重要なものです。
そこで、ご自宅をリースバックすることによって、当面の事業資金を捻出することが可能になります。
②離婚する人・離婚した人
離婚をするとなると、マイホームをどうするかは大きな問題となります。例えば「売却するのか」「住み続けるのか」「誰が住宅ローンを返済するのか」などが問題となります。
比較的多くあるのが「離婚後は妻と子どもが住み続けたい」というものです。この場合、ご主人は引越し先の家賃を支払う必要があり、住宅ローンとの二重払いになります。
そこでリースバックをして奥様だけで支払えるように家賃設定をします。いくらか現金が手元に残るケースもあり、余裕をもってその後の生活をスタートさせることができます。
③老後が不安な人
定年後の収入が年金だけでは不安で、「家を売って現金がほしい、でもここに住みたい」とお考えの方がたくさんいらっしゃいます。
というのも、住宅ローンの返済が60代・70代まで残っている方々が多く、固定資産税の支払いも必要です。さらにマンションの場合は管理費や修繕積立金の支払いが続き、老後資金に対する不安感は高まっています。
リースバックをすることで住宅ローンの返済、固定資産税、管理費や修繕積立金の支払い義務がなくなり、現金を受け取ることもできますので上手く活用すればラクな生活が実現できます。
④受験生の子どもがいる人 ~子どもの進学のため~
大学受験、留学、学費は非常に高額です。親としては子どものために何とか希望を叶えてあげたいと思うものですが、実際問題そう簡単にお金が用意できるとは限りません。
数百万円が必要になることはめずらしくなく、兄弟の進学が重なる場合は、なおさら金銭的な負担が重くのしかかります。だからといって子どもの進路を絶つわけにいかないため、リースバックで資金を用意する方がいるのです。
⑤子どもに家を譲りたい人 ~親子間売買~
いずれお子さんに自宅を譲ろうと考えていた方が、そのお子さんに売却して、お子さんとそのまま住み続けるようなケースです。この場合は身内同士ですので家賃などの支払いについてはご自分たちで決めることができます。
⑥相続で揉めたくない人~相続問題の対策のため~
お子さんが二人以上いらっしゃる場合では、いずれ自宅を相続する際にお子さん同士が揉めないように、リースバックであらかじめ現金化しておくのです。現金にしておけば綺麗に分割することができます。
⑦借金をきれいに清算したい人
住宅ローン以外に、カードローンや消費者金融など複数からお借入れされている場合、これらを清算するためにリースバックを活用されるケースです。これらの借金に加えて、税金の清算もできますので、日々の請求や督促から解放されてストレスがなくなります。
⑧店舗や工場を継続して営業したい人
自営業をされている方の中には、自宅だけでなく、店舗や工場をリースバックする方もいらっしゃいます。この場合、その場所で事業を続けることができ、かつ、事業資金を確保できるので非常に有効です。
⑨自社ビルのオフバランス化を検討している法人
店舗や工場と違い、本社ビルやオフィスは利益を生まない固定資産です。貸借対照表では借り方の「資産」に分類され、金融機関からマイナス指摘されることもしばしばあります。
リースバックをすることにより、「資産」から外れ、毎月の家賃が損益計算書の「費用」に計上されます。(これをオフバランス化と言います)
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